アルコール・薬物・その他の依存問題を予防し、回復を応援する社会を作るNPO法人「ASK」の情報発信サイト

一般社団法人 ASKふくおか

代表者あいさつ

代表 髙田和久からのメッセージ

2006年8月、海の中道大橋飲酒死亡事故は、ここ福岡のみならず全国に衝撃を与えました。それは、失われた命が幼児三人であったことに他なりませんが、加害者のとった行動が極めて悪質であったことにも由来します。その行動とは、まさに不適切な飲酒がもたらす脳への影響によるものと言えるものでした。その後、飲酒運転撲滅への機運が県内一斉に高まりを見せたことは言うまでもありません。加えて、厳罰化、メディア報道、取り締まり強化等により事故は減少し、一定の効果を認めました。しかしながら、近年は再び増加に転じております。

私は、アルコール等の依存症治療を主に行う専門病棟の看護師として約30年勤務してまいりました。飲酒運転根絶にはアルコール依存の状態に近い方への予防が重要であると感じ、医療現場から離れると同時に、ASKの飲酒運転防止上級インストラクターの資格を取得、福岡県の飲酒運転撲滅活動アドバイザーとしても講演活動を行っております。飲酒も運転もしない子どもたちへ向けて、「酒害」ではなく、「酒育」としてお酒が及ぼす様々な影響についての学びを奨めています。他方、依存症予防のためには各方面との「連携」が重要課題です。行政、警察、教育、企業及び医療など、各方面とのネットワーク構築のみならず、自助グループと繋がることにも力を入れております。また、精神科医療へのハードルの高さを意識されているご家族に対しては、受診に同行することや、無料での相談支援も行います。「まちのよろず相談所」的な空間として、気軽に茶やコーヒーを飲みながらのおしゃべりが相談支援に繋がればと考えております。ぜひ、お気軽にご相談ください。

 

代表 髙田和久
看護師・ASK飲酒運転防止上級インストラクター・福岡県飲酒運転撲滅活動アドバイザー

活動履歴

  • 「一般社団法人ASKふくおか」のホームページがオープンいたしました。
    2017/11/30